2019年5月26日
出雲市「平田文化館」にて
「赤ちゃんがゴクゴク飲む授乳とパクパク食べる離乳食の講座」
を開催しました。
申し込まれた方の受講するにあたっての思いは
- 授乳の時に子どもが逃げていく、おえッとなることがあったから。
- 外出先での授乳の姿勢が上手くできません。
- 離乳食をパクパク食べてくれる工夫を知りたい
などでした。
まずは適切な授乳量って??
産後〇日の赤ちゃんが「飲める量」ってどれくらいなの?
(胃の大きさから考える)
離乳食の開始時期、進め方って?(発声、出せるようになった「音」との関連)
といった講義もありつつ・・・・
ここでいきなり!
なお先生の「大人の姿勢講座」や、「まぁるい抱っこ講座」ではおなじみの、
さらしを使って「正しい骨盤の位置を体感し、正しく姿勢を知り、正しく立てるようになる」体験が入りました。
なんと、授乳と離乳食の講座で、コレが入るとは~~!!
予想外の展開に、主催者もビックリ。
猫背、巻き肩、などの姿勢の悪さによって、授乳姿勢もうまく取れないし、
スプーンの扱いも、姿勢が悪いと脇が開いて、繊細な動きができず、雑な介助になってしまうので、まずは姿勢を整えた上で、このあとの実践へ進みます。
こんな構成の授乳・離乳食講座ができるのは、なお先生ならでは!
そうこうするうちに、ベビーたちもお腹がすいてきて・・・・
こんなかんじで、ひじの下やひざの下に当て物をして、
ベビーの姿勢も、ママの姿勢も、無理がないように整えていきます。
ベビーの位置、角度も大切です。
巻き肩がちょっと強めだったので、たすきで調整しています。
赤ちゃんの首の支え方についても、丁寧に指導がありました。
「さわる」と「ふれる」の違いも、練習しました。
10:00~12:00の予定だったのですが、この時点ですでに11:40!
離乳食、大丈夫??と心配しましたが、ここから離乳食の実践もしっかり時間を取りました。
目の周りを囲って、赤ちゃんの視野の狭さを再現しています。
よくありがちな、上方向からスプーンを突っ込むの図。
食べさせられた側は、「全然何が来るか、いつ来るか、見えない」
「見えてないのに、急に何かが高速で現れて、口に入ってくる」
「あせる」「飲み込むのが忙しい」
「“食べろ”という“圧”がすごい」と不評でしたが、
やっている側は、「こんなかんじでやっちゃうよね」
「食べる気になっているうちに、どんどん食べさせちゃおうと・・・」
「口が開かないと、スプーンで口をつっついて開けさせたりもする」と、
これまでの自分のやり方をふりかえって、反省しきり。
そして、先生の指導を受けながら、
「おいしい!」「もっと食べたい!」と感じる
スプーンの使い方、角度、速さ、などを、繰り返し実践して、体感していきます。
これ、本当に全然違うんですよ!!
そして、同じようにやっているつもりでも、
自分の姿勢がくずれて脇が開いていると、また全然違ってしまうんです!
寝てしまった赤ちゃんを、そろっと降ろす方法も、教えていただきました。
たくさんの疑問、質問にも丁寧に答えていただき、大サービスの講座となりました。
参加者さんからは、
- 授乳も離乳食も、まずは自分の姿勢が大事だということがよくわかりました。それを改善することで、子どもが自分から意欲的に飲んだり、食べたり、してくれるようになるといいなと思いました。
- 自分の動作、特に「ふれる」という行為の中に思いやりが欠如していたことを痛感して、反省しました。
との感想がありました。