抱っこの仕方を「ちゃんと習ったことのある人」って少ないですよね。
みんな、見よう見まね、なんです。
なんとなく、「こういうもんだよね」と思って、やっている。
実は、新生児や子どもに係わるお仕事をしているひとでさえも、
見よう見まねなのです。
これまで、まぁるい抱っこの会や、講座をやってきた中で、
「実は、わたし、助産師なんです」「看護師なんです」
という方も、度々いらっしゃいました。
「保育士です」という方もいらっしゃいました。
そういった、新生児に係わるお仕事をしている方たちから
「知らなかったです」
「ぜんぜん違う」
「今までの自分の抱っこの仕方は間違っていた」
という感想を聞くのは、珍しいことではありませんでした。
正直、保育園などで、
先生方がしている抱っこ、おんぶ、
抱っこされている子どもの姿、
姿勢は
見ていてつらくなることが多いです。
ですが、お世話になっている立場では、
指摘もしづらくて、
もやもやした気持ちを抱えて過ごしている
そんな話もたくさん聞いてきました。
そもそも、どこを見て、
この抱っこならOKで、
この抱っこはNGと、
その判断基準が、あなたにはありますか?
もしもNGな抱っこをしていたら、
子どもに何が起こるのか?
その影響を知っているでしょうか?
「知らなかった」
「もっと早く知りたかった」
「誰も教えてくれなかった」
たくさん、そんな言葉を聞いてきました。
1日でも早く、多くの人が
「まぁるい抱っこ」と出会ってほしい。
そう思っています。