「抱っこがつらい…」にサヨナラしよう!

出雲・松江「まぁるい抱っこ☆てごの会」

4月のオンライン講座レポ

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2022年4月17日(日)

オンライン(zoom)で

「はじめてのまぁるい抱っこセミナー」、

「なお先生のまぁるい抱っこ講座・たて抱き」を開催しました。

はじめてのまぁるい抱っこセミナー

お子さんの月齢は、3ヶ月~6ヶ月。

3人目を妊娠中の方もいらっしゃいました。

臨月とのことで、ちょっとしんどい時は、ビデオをオフにして横になりながら、受講してくださいました。

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講座はLIVEなので、参加者さんによって、多少内容が変化するのですが、

(事前にいただいた質問も反映されますしね)

今回は、冒頭、股関節脱臼についての説明や、赤ちゃんの姿勢の大切さについて、いつも以上に詳しく、説明がありました。

 

皆さん、知っていましたか・・・・・?

  • 股関節脱臼は、アジアなどのモンゴロイド民族に特有のもので、
    欧米の人種には、ほとんど無い!
  • だから、海外メーカーの抱っこひもは、股関節脱臼を予防する発想がないので、気を付ける必要がある
  • 赤ちゃんの姿勢について「お腹の中にいた時と同じような姿勢・・・」は間違い(丸すぎる)
  • お腹の中にいる時は、丸くなりすぎていても、呼吸には影響がない(へその緒から酸素をもらっているから、自力で呼吸していない)
  • でも、生まれてきて、自力で呼吸しなくてはいけない今、
    丸くなりすぎると、呼吸困難になる恐れがある

「まぁるい抱っこ」がいいらしい!

丸い姿勢がいいらしい!

と知ると、ついつい、丸くしよう、丸くしようとして、

丸くなりすぎちゃうことがあるんですよね・・・・・。

 

皆さん、気を付けてくださいね。

 

「じゃあ、どれくらいの丸さなら、OKなの??」

 

そもそも、まぁるい抱っこは、

「丸くしようとしない」のですよね~・・・・。

 

「えっ?どういうこと?」

って思いましたよね!?(笑)

 

そういったお話も、詳しく説明がありましたよ~~☆

 

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こちらは、

抱っこをする時、脇が開くと、子どもは落ちそうに感じるから突っ張る!

という説明があった時に、みんなで「前ならえ」をしてみたところです。

 

脇が開くのは、骨盤底筋群が緩んでいるからだそうです・・・・・(>_<)

 

途中、抱っこをしている参加者さんに、抱っこの仕方を変えてもらったり、

質問もたくさん出て、

予定時間よりも大幅に延長して終了しました。

 

参加者さんの感想

赤ちゃんが反るのは、
抱っこで押さえている位置(お尻など)や、
お母さんの姿勢によるものと言っていただき…
自分が、正にその通りのことをしていて、
納得しましたし、気持ちがすっきりました。

講座を受けてから1週間、

赤ちゃんを丸めようとするのではなく
M字に足を曲げる姿勢をとらせてあげること、
足の指がちゃんとリラックスしているかどうかを、とにかく意識しました。

まだまだ完璧とはいきませんが、
抱っこしている時に身体を反られることが断然減りました!

また、その事により子どもの体の力が抜けたのか、
母乳をよく飲めるようになったのか…
1日は空いていたうんちが、今は毎日出るようになり、
なんなら1日2回出る日もあります!
思わぬところでも効果(?)を感じております(^^)
ありがとうございました!

今回講座を受けてみて
なんで反るのかの原因がわかりました。

何かを伝えているということ
泣いてるのは、しっかりと自分の気持ちを伝えている
ということ。
それを「どうしたの?」と寄り添うことの大切さ。

私自身、保育士をしていたので
大切なのは子どもの気持ちに寄り添うこと。
と、学校でも現場でも、色んな場面で学びました。

そのことは赤ちゃんも同じなのに、
育児の毎日に、どこか忘れていたり
ついつい自分主導になっていました。

改めて赤ちゃんもひとりの人として
ちゃんと思いを伝えていて
泣いている。

そのことを改めて実感した講座でした。

受講後泣いていたら「どうしたの?」という気持ちで
声かけしたり、抱っこしたりすると
何かを一生懸命伝えていることが
なんだか見えてきて、私の心も余裕が生まれました。

考え方ひとつでこんなにも変わるのだなと思いました。
本当にありがとうございました。

 

なお先生のまぁるい抱っこ講座・たて抱き

たて抱きは、「首がすわり、4ヶ月健診等で股関節脱臼の恐れがないと診断済みであること」

という条件がつくため、

誰でも参加OKよ~~!という講座ではないのですが、

まさか、こんなに申し込みが少ないとは・・・・。

 

お申し込みがあった方も、上記の条件を満たせず、

キャンセルや、他講座への振り替えとなり、

なんと、たったおひとりでの、マンツーマンレッスンとなりました!!

 

贅沢~~~~!!

 

ということで、

普段、複数の参加者さんがいる時にはできない、

細やかな指導が行われました。

 

まぁるい抱っこをするには、

背中を丸くさせようとするのではなく、

M字開脚にしてあげれば、自動的にまぁるくなる のですが

(このお話は午前の「はじめてのまぁるい抱っこセミナー」の中でもありました)

 

赤ちゃんの身体が緊張していたり、

固くなって、すんなりМ字開脚になれなかったり、

ママも、

そもそも「М字開脚ってどういう形が正解?」

「どうすれば、М字開脚にできるの?」

がわからなかったりします。

(ただ「股を開く」ということではない!のです)

 

М字開脚って、どういうもの?という方は、こちらをどうぞ

tegonokai.hatenablog.com

今回は、股関節を緩めるための「ふれあい遊び」や、

赤ちゃんが脱力しやすく、運動しやすくするための

「まぁるい寝床」作りをするところから、スタートしました。

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ここからスタートすることは、通常ないことなので、

主催者である私も初めて見ましたし、すごく勉強になりました。

 

とはいえ、

股関節を緩める・・・・・の部分だけで、

30分、40分、と時間が過ぎていく・・・・。

 

「大丈夫なの??時間、足りるの???」

と、内心ヒヤヒヤの私。

 

途中、おむつ替えタイムも入り、

ついやってしまいがちな、NG動作にも、しっかり指導がありました。

「そういう持ち方をすると、股関節脱臼しちゃうよ。そこじゃなくて、こうして・・・・」

との先生の説明に、

「こうですか?」「そうじゃなくて・・・・」「こうですか?」

と、ママがちょっと焦っていると、

 

おむつ替えのしやすい寝床の角度と、それまでのふれあい遊びの効果でしょうか?

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赤ちゃんが、自分で、足を持ってくれたのには、思わず笑ってしまいました♡♡♡

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股関節を「開く」のは、横にパカッではなく、回転させる。

回転させるときに、添えるママの手の位置は、ここに当てる!

等々、細かく指導を受け、

ここまでで、全90分のうち、なんと60分が経過。

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そして、ようやく、たて抱きの動作を動画で見て・・・。

 

しかし、ここからが早かった!!

 

股関節を開く、М字開脚にする、

ということをしっかりとママが理解し、

赤ちゃんの身体も、М字開脚が「できる」身体に変化したためでしょうか。

 

30分も経たないうちに、ここまでできるようになりました。

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それまで「このペースでは、どれだけ延長になるのだろうか?」

と心配していた私は、本当にビックリ!

 

姿勢の大切さ、

その姿勢を取ることができるための、

根本の身体作りの大切さ、

 

まずは、その土台ができていなければ、ダメなんだ!

 

そして、土台がきちんと作れたら、

こんなにも劇的に変わる!

 

ということを、まざまざと目撃しました。

 

午前の「はじめてのまぁるい抱っこセミナー」から続けての受講で、

お子さんへの向き合い方、接し方、

マインドチェンジができていたことも、大きな要素だったと思います。

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ママの身体も、赤ちゃんの身体も、

状態やついている癖は、それぞれ違うので、

複数の参加者さんがいるときは、ここまで踏み込んだ指導はできません。

今回の参加者さんは、本当にラッキーでしたね。

 

今回、指導があった「まぁるい寝床」の作り方は

育母塾主催で「まぁるい寝床講座」が行われることもありますし、

先生の書籍や、YouTubeでも紹介されていますよ。


www.youtube.com

参加者さんの感想

縦抱きへの手順や、赤ちゃんの股関節のほぐし方など、丁寧に教えていただき、とっても!分かりやすかったです。

あれから、座って密着する時や、縦抱きをした時に、とても楽で、お互いの位置も安定しています(^^)

まだまだ縦抱きで寝かせてあげることは出来ていませんが、それを目標としてもっと練習していきます!
ありがとうございました!

また、本来だと対面で、手をとって教えてもらえる方が体得出来ることも多いと思うのですが、オンライン講座だと、後日、動画で復習出来るのがとてもありがたかったです。

家族(夫)にも動画を見てもらったのですが、
その後、自分でM字開脚をして確認していたりと…

見ていて、夫も意識が変わったのを感じました!

私1人ではなく、赤ちゃんをお世話する家族みんなの抱っこが、より良くなっていくことが嬉しいです(^^)

 

5月は、「大人の姿勢講座」を予定しています。

まぁるい抱っこをするためには、

まぁるい抱っこができる身体になることが何より大切!

 

まずは大切な土台を作っていきましょう!

tegonokai.hatenablog.com

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