毎日、暑い日が続きますね!
ホームヘルパーという仕事柄、毎日のように
「水分摂ってくださいね!」と言っているのだけど、
結局、熱中症予防には何を飲むのがベストなのか?
調べてみました。
まずは、水分と言えばシンプルに水!
普段の生活では、水だけでもOKですが、
熱中症や脱水症の予防としては、水だけではいけないようです。
「熱中症にならないために水分補給をする」これは間違ってはいません。
しかし覚えておいてください。
「水だけ飲んでいたら熱中症になることがある」のです。
汗をかくと血液中のナトリウム濃度が下がります。
すると体は「これ以上ナトリウム濃度を下げてはいけない!」と判断し、2つの現象を起こすのです。1つ目が水を飲みたくない気持ちにさせてしまうこと。
2つ目が水分を尿として排泄させてしまうことです。この状態を「自発的脱水症」と言います。
この状態になってしまうと、汗をかく前の体液の量を回復することはできません。
そのため運動能力の低下、体温の上昇などが起こり、熱中症になってしまうのです。
さて、ではここで熱中症にならないために水だけ飲んでいたとしたらどうなるでしょうか。
水のみを補給し続けることは、ナトリウム濃度の低下を加速させることになります。
しかもそれらは全て尿として排泄されてしまうので何の意味もありません。
水だけは危ない!水分補給で知っておくべき5つの基礎知識【情熱の水earthwater】
では、やっぱりスポーツドリンク?
伊吹さんは週末、炎天下に会社のソフトボール大会に参加。熱中症対策としてスポーツドリンクを5リットルほど飲んだそうです。その夜も喉の渇きが収まらず、体もだるいため、熱中症を心配した伊吹さんはさらにスポーツドリンクを3リットルほど追加。しかし、喉の渇きは収まるどころか更に渇くいっぽう。
日に日に倦怠感が増し、食欲もなく、喉ばかりが渇いて、飲めば飲むほどトイレが近くなるばかり。数分おきにトイレに立つため仕事にならず、ようやく病院に行くため早退を申し出ようとした矢先、意識を失ったのでした……。
これ、典型的な「清涼飲料水ケトアシドーシス」の経過です。別名「ペットボトル症候群」とも呼ばれ、スポーツドリンクやソフトドリンクなど、糖質の多い飲料を大量に摂取することで急激な高血糖状態を引き起こし…
熱中症対策のつもりが、2日間も意識を失うはめに…命までも脅かす恐ろしい飲み物とは?【Dr.山村の診察余録】 | GetNavi web ゲットナビ
まあこれはけっこう極端な事例かもしれませんが、
スポーツドリンクは、けっこう糖分多いからね・・・・。
糖分が多いと、虫歯も心配ですよね。
かといって、ノンシュガーはノンシュガーで、
糖分が入っていないのに甘いということは、合成甘味料なので、
その安全性も気になるところ。
では、OS-1は?
この暑い時期に、水分補給として経口補水液(OS-1)を多飲している人はいませんか。あまりに飲みすぎると高カリウム血症になり、不整脈などを引き起こすこともありますので、必要以上の摂取はおススメしません。
— たくみ@理学療法士 (@takuchan_PT) July 23, 2018
※前に実際に徐脈になった方がいたことを思い出しました。
経口補水液OS-1の飲みすぎには要注意 | いずぐっど!!~is Good!!~
こちらは塩分が多すぎるようですね…。
経口補水液は、本当に脱水状態になった時に飲むものであって、
「予防」として日常的に飲むものではなさそうです。
特に、赤ちゃんには、塩分は気をつけたい。
離乳食は「味付けをしない」または「薄味」が推奨されていますが、それには理由があります。
赤ちゃんの体は、食塩の排出をする“腎臓”の機能が未発達なため、とり過ぎると腎臓に大きな負担がかかります。また、食塩がうまく排出できず体内に過剰に蓄積されてしまうことで、腎機能低下や、重症になると「食塩中毒」を引き起こす恐れもあります。
症状は、嘔吐や下痢、痙攣や硬直、その他にも発熱や成長不良、心不全や不整脈を引き起こします。
赤ちゃんは、
・食塩を排出する腎臓が未発達
・食塩の摂り過ぎで喉が渇いても、自力で水分補給ができない
ことなどから、大人に比べて食塩中毒のリスクが高いと考えられています。
結局、麦茶が無難?
まあ、いろいろ調べていると、
「結局、何事も、極端は、いけんな~」ってかんじではありますが、
スポーツなど大汗をかく状況でなければ、
普通の麦茶や水などを、がぶがぶ飲まずに、
こまめにチョビチョビ飲むのが良さそうです。
昔、「スポーツ時は水を飲むな」などと言われたのも、
もともとは、
一気にがぶ飲みしないようにと戒めただけだったのかも?
食べ物からも水分摂取できる
スイカやキュウリを食べるのも、いいですよね。
水分も多いし、おやつにもなるし(^^♪
水分をとるというと、「飲む」ことばかり考えてしまいますが、
食べ物から水分を摂ることも、大事ですよね。