2019年9月11日(水)
松江市・大庭公民館「交流館」
お二人の方がスリングの練習に来てくださいました。
スリングの会では、最初はカンガルー抱き(前向き抱っこ)をします。
その方が、圧倒的に手順も少なく、簡単だからです。
皆さん難しいと言われますが、初めてのことを行うので、慣れないために、難しく感じるだけです。
慣れるためにはどうすればいいか?
練習あるのみ!!!
「次、どうするんだっけ?」と思っている間は、難しい。
慣れれば、おしゃべりしながらでも、ささっと出来るようになりますよ。
抱っこするまでは、少しぐずっていましたが、
眠かったんだね!
安定した姿勢で包まれると、あっという間に寝落ち。
カンガルー抱きは、寝ちゃったときに前に首がカクっとなることがあります。
脱力するので、起きていた時より体が小さくなり、スリングが相対的にゆるくなるからです。
完全に寝入ってしまったら、
一旦布をゆるめて、倒れた姿勢をきちんと直し、
小さくなった体に合わせてスリングをフィットさせ直すと良いのですが、
「まだ、今さわると起きる・・・」というタイミングでしたら、
このようにお子さんの腰に当て物をして、リクライニング角度を調整すると良いです。
要は、しっかり寄りかかってもらうことです。
当てるものは、タオルでもなんでもOKです。
こちらの方は、今まで何度か参加があり、
お子さんも大きくなってきたので対面の抱っこをしたいという希望でした。
対面の「寄り添い抱き」は、
カンガルー抱きと違って
- 肩にかつぐ
- 肩の上にキープしたままスリングを着せる
- スリングごと下す
- 前傾しながら、股関節を回転させ脚をしっかり開く
など手順に「アクション」がかなり含まれます。
だから難しいし、「こわい」と感じることもあります。
ちなみに「股関節を開く」はこちらも参考にしてくださいね。
まず「肩の上にキープしたまま保つ」ということが
できない方が多いですね。
この写真でも、本当はまだ肩の上にいなくてはいけないんですが、
早くも下ろし始めています。
このタイミングが早すぎるためにうまくいかないことは、とても多い。
寄り添い抱きは、完成後、横っちょに回すことができます。
素手抱っこでも、片手を空けたいときなど、
こういうふうに「腰イス抱き」にしたりしますよね。
お互いに視界が広くなるので、おすすめです。
合間には、授乳もしつつ、
夕方、16:15くらいまで繰り返し練習。
いろんなおしゃべりもして、楽しかったですよ~!
次回は
10月30日(水):松江市「いきいきプラザ島根」(抱っことスリングの会)
を予定しています。