毎日ずっと抱っこしてました。
だって、置くと泣くから。
やっと寝た~と思って、おろすと、即、お目覚め。
ふりだしに戻る。
抱っこしていても、泣いている。
泣き方もどんどん激しくなる。
窓の外に向かって「私、ちゃんと抱っこしてます!」「虐待じゃありません!」と、叫びたい気持ちでした。
夜も、当然、寝ない。
抱っこしていても寝ない。
置くと泣く。
抱っこしながら檻の中のクマのようにグルグル歩き回るうちに日付が変わる…
「自分が寝たい。もう寝かせて」
「いい加減にして!!」
「泣きたいのはこっちだ!」
一瞬、子どもを、壁に向かって投げつけようかと思ったこともありました。
「ああ~。これは、そのうち、やりかねない。やっちゃう人がいて当然だ」と思いました。
その頃の自分に、「まぁるい抱っこ」を教えてくれる人がいたら、どんなによかったでしょう。
その頃の自分に届けたい!
そんな思いで、まぁるい抱っこの辻直美先生を、島根にお招きしています。
「大切なのは、泣きやませることではなく、赤ちゃんを理解しようとすること」。
「なぜ泣いているのか」がわかり、その原因を解消できれば、赤ちゃんは泣く必要がなくなります。
言葉が話せない赤ちゃんと対話する方法は、もう少し大きくなった子どもや、大人同士のコミュニケーションにも応用できます。
相手の心に寄り添う「まぁるい抱っこ」の子育てが、日本中に浸透していけば、子育てに悩むお母さんたちが減り、虐待される子どもも減り、世の中が大きく変わっていくと思います。
ただただ「泣きやんでくれ」「寝てくれ」「おっぱい飲んでくれ」と思って、疲れ果てていた、あの頃の私に、届けたかった講演会です。
必要な人に届きますように、どうぞ周りの方々にお伝えください。