実は私、昨年8月に、事故しまして。
まあこんなかんじで、真後ろからガッシャンと。
100:0で相手方の過失と認定されました。
で、車は廃車となり
(修理するとしたら120万くらいかかると言われました)
大損害ではありましたが、
身体は、心配されたムチウチ症にもならず、無事だったのです。
「来た!!」という瞬間にとっさに踏ん張った、脚と腕は、その後、激しい筋肉痛となりましたが、検査では損傷は見られませんでした。
首にいたっては、「その瞬間」も、まったく頭部が揺れた感覚もなく、
痛みも一切出ませんでした。
それは何故だったのか?についての考察です。
シート調節が大切!
ほとんどの人が、自分の車に乗るときは
シートの位置や、背もたれの角度
毎日、いつも通り、そのまま、動かさずに乗っていると思います。
私も以前はそうでした。
今は、仕事の都合で、出勤してから車を乗り替えます。
その後も、出たり入ったりするたびに、また違う車に変わったりします。
なので、その都度、シートの調節をする習慣がついていました。
シートを前後させたり、角度を起こしたり、
「あ。起こしすぎた」と微調整したり・・・・を繰り返すうち
感覚が、どんどん繊細になっていきました。
ほんのちょっと、微調整するだけで、
「あ、ラク♡」ってなるんです。
日によっては、同じ車でも、午前と午後で、「なんか角度が合わない」と感じることもあります。
たとえば食後だとお腹がふくれて微妙に体形が変わる等、あるのだと思います。
具体的には
背もたれは出来るだけ起こします。
背もたれの角度が変わると、
連動して自分の脚の角度も変わり、
ブレーキペダルとの距離感も変わるので
シートも前後させて「ちょうど良い」を探します。
ちょこちょこやるよりも、
一旦ガーッと、シートを一番後方までスライドさせて、
感覚をリセットしてから、
位置を調整し直した方がいいかもしれません。
- ハンドル操作をしやすい、ひじの角度、
- ブレーキをしっかり踏めて、
なおかつ、
ブレーキとアクセルの踏み変えがスムーズにできる、ひざの角度。 - 腰、背中(背骨というよりは肩甲骨付近かな?)
が背もたれに当たって、浮いた部分がないこと。
・・・・を探してください。
さらに、「衝突された!!」想定で、
- ブレーキを最大限に踏み込む
- ハンドルをしっかり握る
- 頭をグッとヘッドレストに押し付け固定する
が、全部できるか?も、試してみてください。
運転中ずっと後頭部がヘッドレストにくっついていなくても、良いと思いますが、
緊急時には、しっかり頭をつけることができるかどうか?で、
明暗が分かれると思います。
さらに微調整
運転し始めてから
「ん?ちょっと、しっくりこないな」
「ベストの位置ではなかったかも?」
という違和感があれば、(よくあります)
車を停めて、微調整してください。
くれぐれも、走行中にはしないでください!!
大変危険です。
特に、シートを前後に動かすのは、走行中は絶対にダメです。
実は・・・・私、やったことがあって。
シートを固定するロックを外した瞬間、
座席が、ザーッと一番後ろまでスライドしてしまい、ブレーキペダルに足が届かなくなりました。
むちゃくちゃ怖かったです!! 死ぬかと思いました。
必死で、お尻を前に動かし、お尻が座席にぎりぎり引っかかるくらい、半ば落ちかけながらブレーキを踏みました。
ホント危ないので、シート調節は、車を停めてからしてください。
シート調節をする効果
背もたれの角度を起こし気味にし、
しっかり寄りかかれる状態にセットすることによって、
事故の瞬間も、
腕と足を突っ張って踏ん張りながら、
頭をグッとヘッドレストに押し付けることができたので、
ムチウチにはならなかったのです。
また、常にシートによって体が支えられ、
浮いたり、浮かせたりしている部分がないため、疲れません。
チャイルドシートもしっかり調節
チャイルドシートやベビーシートの、
お子さんの身体を固定するベルトが、ユルユルなのをよく見かけます。
「イヤがるから」?
「窮屈そうで、かわいそう」?
でも、もしも、本当に交通事故にあった時、
ユルユルのベルトで、お子さんを守れますか?
すっぽ抜けて、飛んでいっちゃうかもしれませんよ・・・・。
何のためのチャイルドシート、ベビーシートなのか?
「もしもの時」を想定して、しっかり調節をしましょう。
運転時の姿勢が大切
その後、いろんな人の運転姿勢を見ていると、
背もたれが倒れすぎているなあ・・・と思うことが多いです。
そのため、運転中は、背中を浮かせていたり、
首だけ起こすような姿勢になっていることが多いように思います。
これは、事故がなくても、
疲れるというか、首に負担がかかるのではないでしょうか。
最近よく聞く、スマホ首と同じですよね。
姿勢の「クセ」も影響するかも・・・
猫背がひどかったり、
亀みたいに首が前に出て、固まってしまっているとか、
ずっこけ座りのクセがついていると、
シートの角度を変えても、
背骨は当たるけど頭がつかないとか、
腰が浮いてお尻が前滑りするなど、安定しないかもしれません。
極端な例で言うと、
円背の高齢者さんが背もたれに寄りかかっても安定しない・・・・
そんなイメージです。
運転に限らず、猫背でイイことは何もありませんね。
何事も、姿勢が大切!
運転姿勢、ひいては、「姿勢」について、感覚が磨かれた?のは
もともとは、抱っこについての学びからです。
抱っこ中の姿勢による、自分への身体の負担はもちろん、
抱っこされている、子どもの姿勢が、子どもの身体に与える影響
ということを、学んでいたから、
そこから、生活すべてに応用していった結果だと思います。
正直、私も姿勢がいい方ではありませんが、
それでも、猫背になっていたり反り腰になっていると
「あっ、また、なっている」と気付くことができ、直そうとするので
少しずつでも改善していっていると思うのです。
「まずは、知る。気付く」
それが、第一歩です!
私が「姿勢の大切さ」を知るきっかけとなった、
「まぁるい抱っこ®」*1辻 直美先生の講演会&実践講座
2019年5月、島根で開催します。
中でも、今日の記事と密接に関連するのが・・・・
大人の姿勢講座
スマホ首、猫背、巻き肩など
自覚はあるけど、治らない~~~。
とお困りの方、
ひとりひとりの姿勢のクセを読み解き、
自分でできる「ながら」トレーニングの方法を教えていただけます。
抱っこはもちろん、
生活上のすべての活動、動作、すべて、
姿勢によって、パフォーマンスが全然違ってくるんですよ~~☆
こちらの記事もどうぞ。
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